「悪魔とラブソング」レビュー

概要

「悪魔とラブソング」は、天才的な音感を持つ少女・御子神楽が、退廃的な音楽業界と真摯に向き合いながら成長していく姿を描いた、人間ドラマをベースにした音楽漫画です。作者は松原耕二さん。

登場人物

主人公の御子神楽を始め、天才音楽家の瑠璃玉砂利、謎めいたミュージシャン・煌堂燈など、個性豊かなキャラクターが登場します。

ストーリー

音感が異常に鋭い楽譜を読むことができるように天性の才能を持つ御子神楽は、音楽業界入りを目指して新たな学校に入学します。しかし、そこは破滅的な音楽業界に携わる輩たちが集まる高校でした。そんな中、御子神楽は瑠璃玉砂利と出会い、その後、煌堂燈にも出会います。2人との出会いを通じて御子神楽は、音楽の真の意義や自己を見つめ直し始めます。一方、瑠璃玉砂利は御子神楽を自分のものにしようと画策し、瑠璃玉砂利たちと対峙しながら前進していくのでした。

感想

本作品の魅力は、音楽を巡る人間模様や、登場人物たちの成長にあります。また、登場する音楽のバリエーションが豊富で、読者は音楽を通じて物語に没頭できます。松原耕二さんの描写力も素晴らしく、キャラクターたちの表情や背景の描き込み、衣装、髪型などにまで細やかな配慮がなされています。絵とストーリー双方が緻密である為、読むのに時間がかかるかもしれませんが、一度手にしたら止まらなくなる面白さがあると思います。

まとめ

「悪魔とラブソング」は、音楽に携わる人々の心を描いたドラマ性のある漫画で、多彩な音楽とキャラクターたちの成長が見どころです。緻密な絵とストーリーが魅力的で、読者を虜にする要素が多数あります。ぜひ、音楽漫画に興味がある人は手に取って欲しい漫画の一つです。