あらすじ
「キングダム」は、中国春秋戦国時代の戦いを描いた漫画である。主人公の信は奴隷であり、将来的には大将軍にまで上り詰めることを目標にしている。彼は自分が軍人になるために必要なスキルを身につけるため、苦しい修行を続ける。信は、新たな仲間たちと共に、新たな戦いや政治闘争によって成長していく。
登場人物
・信:主人公。奴隷だったが、自身が将軍になるために教養や戦いの技術を身につける。
・王騎:秦の将軍。人間味あふれる性格が特徴的で、信とは親友のような関係。
・蒙武:魏王室から独立した武家を率いる武将。非常に強力な技術を持っているが、陰謀に巻き込まれる。
・貂蝉:「絶世の美女」と呼ばれる女性。王騎に好意を寄せている。
感想
「キングダム」は、緻密かつリアルな描写が特徴の戦争漫画である。登場人物たちも、それぞれの性格や目的を持っており、どのキャラクターも魅力的である。また、切りのいい展開やクライマックスが多く、読んでいて常にドキドキする。あの戦闘シーンでの臨場感は、まるで映画を見ているようだ。シリアスなストーリー展開になってるが、コメディタッチでより身近に感じることもできる。また、マンガならではの誇張された描写も、面白さを増している。手塚さんは描写の細かさやディティールで定評があるが、キングダムも彼の描く芸術的な美しさを感じられる。壮大なスケール感でも、それが物語の緊張感を増す。唯一気になる点は、登場人物が多すぎること。どの人物が誰かということがややこしくなり、追っかけるのが疲れてしまうことがある。しかし、そんな小さな問題も、面白さに比べれば小まめである。戦争漫画が好きな人はもちろん、そうでない人でも楽しめる作品だと思う。全巻読めば、中国戦国時代の歴史に詳しくなれることもできるので、一度手に取ってほしい。
この記事は、中国史に興味のある方や戦争漫画が好きな方にはぜひ手に取って欲しいと思います。
また、感想という形ではありましたが、こうしたレビュー記事を書くのは楽しいもので、自分の感性にあった作品を見つけた時は、人に薦めることができるものです。
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