『進撃の巨人』のレビュー

あらすじ

壁の内側に閉じ込められた人類が、外側に存在する巨人から身を守るために、巨人を駆逐する物語。主人公エレンは、巨人に食われた母を救うことを誓い、駆逐兵団に入隊する。

評価

ストーリー
物語の舞台となる架空の世界観は、独創的で秀逸。壁に囲まれた人類が、外から脅かされる様は、クラシカルなSFの雰囲気を醸し出している。そして、人間同士の駆け引きを描いたダブルクロス要素や、各キャラクターがそれぞれの思惑を持ちながら行動する様が、非常に面白い。ただ、時に過剰なグロテスク描写があり、苦手な人には不向きかもしれない。

キャラクター
エレンをはじめ、登場人物たちの背景や思想が描かれ、観客はキャラクターたちに感情移入する。特に、エレンの成長が描かれる様子は、痛快である。ただ、キャラクターによっては、十分な掘り下げがなかったり、設定が薄かったりする。

アニメーション
スムーズなアクションシーンと、美麗な背景が魅力。特に、巨大な巨人の描写は迫力があり、よくできている。

総評

ストーリー、キャラクター、アニメーションともに、高いレベルであり、非常に面白い作品である。ただ、グロテスク描写がやや多いため、苦手な人には不向きかもしれない。それでも、SFファンやアクションファンには絶対にオススメしたい作品である。