「鬼滅の刃」の第1巻のレビュー

ストーリー

「鬼の手口」と呼ばれる一連の殺人事件が発生していた時代。主人公の竈門炭治郎は、家族を鬼に襲われ全滅させられてしまう。ただ一人助かった妹・禰豆子も、鬼になってしまった。

炭治郎は妹の鬼化を治す方法を探すために、「鬼狩り」に加わることを決める。そして、厳しい鬼狩り修行を経て、最初に出会う鬼・猪は「鬼のままで人を守ることができる鬼」であることを知る。しかし、他の鬼たちは人を襲う凶暴な存在ばかりであり、炭治郎は身を守りながら妹を治すために戦い続けることになる。

印象に残ったシーン

猪との出会いや、炭治郎と鬼たちの戦闘シーンが印象的だった。特に、炭治郎が巨大な鬼・現代川を相手に苦戦しながらも、鬼の人間性や弱さを理解して対峙する姿勢が感動的だった。

キャラクター

炭治郎は正義感が強く、家族を失った悲しみから立ち上がる姿勢が素晴らしい。一方で、妹の禰豆子は鬼となってしまったことで、人とのつながりを失い孤独な存在になってしまった様子が描かれており、心の優しい一面も見せる。

また、猪のように「鬼のままでも人を守ることができる鬼」という存在も描かれており、鬼という存在の多面性が描かれている。

まとめ

「鬼滅の刃」の第1巻は、人と鬼の戦いや、家族愛、人間性について描かれた感動的な物語である。炭治郎が人と鬼の懸け橋となっていく姿勢に共感する読者も多いのではないだろうか。漫画オタクにはもちろん、アニメや映画のファンにもおすすめの一冊だ。