「キングダム」レビュー

あらすじ

中国の春秋戦国時代を舞台に、弱小国・秦の少年・信が身を削って成り上がっていく様を描いた歴史漫画。戦闘シーンや策略合戦が多く、毎回の展開が読者を引き込んでいく。

ストーリー

主人公の信は、父親が戦場で命を落とした後、友人の兄弟・光武と共に生き抜くために武術を修行していた。ある日、たまたま出会った将軍・王騎の薫陶を受け、秦軍に入隊することにする。そこで、信は王騎と出会った少年・趙儀から、「王騎に約束された天下を手にするために必要なもの」と言われる。それは王騎の夢、自分自身、そして天下を手に入れる「道」だった。信は一心にこの道を目指し、苦難の連続を乗り越えていく。

キャラクター

・信　
貧しい家庭で生まれ、武術を修行してきた少年。父親と死に別れた後、王騎と出会い秦軍入隊。将来的に王になることが目指す夢だったが、王が自分のために行ったことにショックを受けて自分自身と天下を手に入れる「道」を目指すことに。

・王騎
秦の将軍であり、人々からの期待も高い。死を恐れず、召集された将兵を鼓舞する。信には、天下を掌握するためには「三百の賢将と自分自身、そして自分自身と道を学ぶ」ことを教える。

・光武
信の幼なじみの少年。将来的には下級役人を目指している。

感想

本作は、中国の戦国時代を舞台に、弱小国の少年が成り上がる過程を描いた歴史漫画です。戦闘シーンや策略合戦が多く、毎回の展開が読者を引き込んでいきます。主人公の信が成長する様子や王騎の精神力、そして各国の策略合戦など、読者を飽きさせずに楽しませてくれます。人物描写も巧みで、信や王騎などの主要キャラクターは深みがあり、それぞれの過去や思惑を掘り下げて描かれています。歴史物の作品なので、教科書的な部分もありますが、それを感じさせないストーリー展開が素晴らしい。歴史ものの初心者から上級者まで、幅広い層に楽しめる作品なので、ぜひ読んでみてください。

参考：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%80%E3%83%A0_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)