ストーリー
中国の戦国時代を背景に、若き王・信とその軍隊を中心に描かれる。信は自身が所属する斉の王に仕えながら、他国を攻めて領地を拡大することを目指し、刀鍛冶や弓兵、騎兵など様々な武将たちと共に戦いを繰り広げる。やがて、信は自身の信念を貫きながら、中国を統一しようとする大名・秦の王と対決することになる。
キャラクター
・信:主人公。斉の王の少年・政子が自分が心酔する将と勘違いしたことで、王に仕えることになった。自身が進むべき道のために、戦場で苦難を乗り越えていく。
・王騎:秦の将軍。信の敵。戦で傷ついたことがきっかけで、弱さに対する執着を持つようになる。
・六騎(ろっき):戦争孤児たちが音信不通になっている王都の捜索のため、信がつれてきた剣士たち。個性豊かなキャラクターたちが暴れまわる。
感想
「キングダム」は、中国の戦国時代を背景にした作品であるものの、日本の「三国志」や「水滸伝」のような世界観が現れた大河ドラマのようでもある。戦記物としての緊迫感や描かれる武器や鎧のディテールなど、とにかく迫力がある。また、登場するキャラクターたちの人間味ある行動やドラマチックな展開は見応えがある。ただ、千人以上出てくるキャラクターたちが、それぞれ個性的すぎるために印象に残りにくかったり、逆にストーリーの進行を妨げるものもある。一方で、秦の王・始皇帝の存在感は半端なかった。主人公たちがめざすものと、王がめざすもののギャップを感じ、緊迫感がいやおうなしに高まっていく。
オススメです。
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