「1リットルの涙」感想レビュー

あらすじ

16歳の平均的な女子高生・直美はある日、不思議な症状に襲われる。手足が思うように動かせず、口もきけなくなってしまったのだ。医者にかかっても原因はわからず、徐々に症状は悪化していく。そんな中、直美は交通事故で亡くなった友人と出会い、彼女のおかげで前向きに生きることを決め、綴った日記「1リットルの涙」が物語の核となる。

感想

この作品は原作は実体験を基にした日記であり、実際にあったことをリアルに描いた感動作品である。主人公の直美は、明るく前向きな性格だが、見た目は普通の女子高生。しかし、ある日突然不調に陥り、病気が原因であることがわかっても、はじめはすべてがうまくいくと信じていた彼女。だが徐々に症状が悪化していく中で、失っていくもの、自分が思い描いていた未来と現実との差を痛感する。それでも彼女は、仕事、家族、友達といった周りの人たちを思いやりながら、強く生き抜いていく。

作品自体は重厚で感動的だが、なんといっても主演の新垣結衣さんの演技が素晴らしい。泣きっぱなしのエンディングとともに、心に深く刻まれる作品だ。涙、感動の抑えられない展開の中、主人公の直美自身も自分を見つめなおし、自分の想いを書き留め、前向きに生きようと決意していく。生死も賭けた病気という題材でありながら、希望があるということを教えてくれた作品である。

まとめ

この作品は、実話を基にした感動作品であり、主演の新垣結衣さんの演技によって、観客を深い感動とともに物語に引き込んでいく。発病した病気に抗する女性の強い生き様が描かれ、希望と感動にあふれた作品となっている。


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