『キングダム』レビュー

ストーリー

国を統一するため、若き日に出奔した主人公・信が、隣国の将軍とともに全国制覇を目指す戦いを描く歴史漫画。横溝正史の小説『邪宗門』を題材に、架空の歴史を舞台にしている。

キャラクター

信や同じ志を持つ仲間たち、敵である将軍やその配下、王族や官僚たちなど多彩なキャラクターが登場する。特に主人公・信は、出奔してから戦いを繰り広げるまでの成長過程や人間味あふれるキャラクター付けが丁寧に描かれており、読者の心をつかんで離さない。

絵・作画

細川幸雄氏による、リアルかつ迫力のある絵柄が特徴。特に戦闘シーンの描写は見応えがあり、一瞬たりとも目が離せない。また、着物や鎧、城壁などの細かい描写も丁寧で、作品の世界観をより深く理解することができる。

感想

戦闘シーンの迫力やストーリー展開の意外性、キャラクターの人間味など、読者を引き込む要素が詰まった名作漫画だと思う。ただし、物語の進行が非常に遅く、ストーリーが終わるのはいつになるのかという不安も感じる。しかし、今まで描かれた全ての内容を知った後に、全てが納得のいく物語となるという安心感も持てる。一度手に取ってみることをおすすめしたい。

「キングダム」は、歴史漫画ファン必読の名作といえます。