「君と100回目の恋」レビュー

ストーリー

「君と100回目の恋」は、男女の恋愛模様を描いたラブコメディ漫画です。主人公は高校生の横山樹（よこやまいつき）と彼女の葵（あおい）です。

樹は漫画家志望であり、恋愛には無頓着ですが、ある日葵に一目惚れし、告白します。しかし葵は、幼なじみがいることを告白し、樹はショックを受けます。

そんな中、葵から「100回目の恋愛をしよう」と提案され、2人は奇妙な関係になります。樹は、葵の幼なじみとの関係を壊そうと奮闘する中、葵との距離が近づいていきます。

・横山樹（よこやまいつき）：
漫画家を目指す高校生。恋愛には興味がありませんが、葵に一目惚れし、彼女を追いかけるようになる。

・葵（あおい）：
樹のクラスメイトであり、幼なじみがいることを告白する。奇妙な提案をするが、恋愛観が不明瞭であり、樹に対する気持ちがわからない。

「君と100回目の恋」は、恋愛模様や漫画を描くことに情熱を傾ける若者を対象にした漫画作品です。樹の一方的な恋心と葵の彼氏がいることによるジレンマが描かれ、読者は2人の関係性に興味を持ちます。

絵柄もキャラクターデザインも少し歪んでおり、個性的であり、特に、横山樹は、青春のエネルギッシュな部分と、苦しい内面をしっかりと描かれていると感じました。

しかし、登場人物たちの前向きな姿勢や、友達を大事にする心情など、読み取りやすく劇的なものはなく、ストーリーが少しつまらないと感じることもあります。また、ラストも意外性がなく、大人向けではなく、若い女性向けに作られていることがわかります。

★★☆☆☆
個性的なキャラクターデザインや、青春のエネルギッシュな部分の描写がうまく描けている作品ですが、ストーリーのつまらなさ、意外性のないラストなど、物足りなさが否めません。若い女性向けの作品ということを考えると、少しもったいないかなと感じます。