『鬼滅の刃』レビュー

あらすじ

タンジロが炭焼きをしていた日、家族が鬼に襲われ全滅させられた。ただひとり妹の祢豆子だけが生き残っていたが、鬼になってしまった。タンジロは人間に戻す方法を探しながら、鬼狩りの世界に踏み込む。

感想

本作は売り上げ記録を塗り替えるほどの大ヒット作である。作品の特徴としては、美しい絵柄、一見するとクールに見えるキャラクター達が感情豊かに描かれている点、そして緻密に練られたストーリー展開が挙げられる。
主人公のタンジロは、美徳や勇気を身につけながらも人間くささは失われていない強い男性キャラクターである。彼が信じること、そして鬼狩りとして成長していく姿は、読む人に勇気を与えてくれるだろう。また、タンジロと対比的な存在である「鬼」たちは、魅力的なキャラクター達が多い。その中でも特に祢豆子は、弱く見えるが芯の強さを持ち合わせたキャラクターだ。彼女が一瞬で人間と鬼を自在に動かす姿は、圧巻であった。
この作品は、剣術アクションや、ほのぼのとしたシーンなど複数の要素を上手く組み合わせた作品で、どんな人にでも楽しめるものだと思う。是非一度手に取って欲しい。

以上が『鬼滅の刃』のレビューです。本作はコミックス、アニメ、映画等様々な形で展開されているので、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。