ストーリー
主人公・竈門炭治郎は家族を鬼に襲われ、唯一の生き残りである妹・禰豆子も鬼に変貌してしまった。しかし炭治郎は、妹が人間に戻る方法を探し、鬼殺隊に入隊し、鬼狩りの旅に出る。その途中で様々な鬼と出会い、戦う。
レビュー
本作は、鬼と人間という対立概念を描いたダークファンタジー。ストーリー展開は、炭治郎が鬼殺隊として鬼を倒していくというシンプルなものだが、その中で鬼との戦いや、鬼たちの人間に対する感情描写が緻密に描かれており、引き込まれる。また、登場人物たちの個性が強く、特に炭治郎の家族愛や、禰豆子の可愛らしさには印象がある。
また、描写技術も秀逸で、鬼のグロテスクな姿や、炭治郎の“水の呼吸”など、緻密に描かれている。特に、鬼の弱点を打つために「鬼殺の刃(にとうのやいば)」を作り出すためのシーンは、非常にスリリングで、目が離せない。
初めて鬼滅の刃を読んだ人にもわかりやすく、ライトノベルにも劣らないストーリーの面白さがある。全体的に、ダークな展開にもかかわらず、感動や元気をもらえる作品だと思う。漫画好きはもちろん、異世界ファンなどにもおすすめしたい作品だ。
評価
9点(10点満点中)
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