『鬼滅の刃』　作画：吾峠呼世晴　企画：矢崎公郎

あらすじ

大正時代、炭で生計を立てる少年・竈門炭治郎は、家族を鬼に襲われ、妹・禰豆子を人間として生きさせるために鬼狩りの旅に出る。彼は、鬼狩りの組織・鬼殺隊に入隊し、その強さと成長を見せていく。

感想

『鬼滅の刃』は、ストーリー、キャラクター造形、作画、それらを裏付ける緻密な設定が合わさってコンビネーションのよい傑作漫画である。吾峠呼世晴氏の作画は、線が細かく丁寧な描写で、一枚一枚美術品のように見える。キャラクターたちの表情、衣装、髪型など全てが細かく描き込まれているため、作品の世界観もリアルに感じられる。

ストーリーも、炭治郎の過去や他の鬼殺隊員のエピソードが交錯し、読む者の興味を惹き、物語が加速していく。鬼の種類も細かく設定されており、その中でも鬼舞辻無惨は敵対者の中でも人気が高く、その設定や行動についてはまだ明らかにされていない部分もあり、物語の先が気になる。

この『鬼滅の刃』は、単行本1巻から完結まで、既刊全23巻で2300万部を超える大ヒット作品となっており、現在アニメ化され、劇場版も上映中である。漫画だけでなくアニメもおすすめで、キャラクターの動きや色使いも素晴らしい。感動的なシーンも多々あり、ぜひ鑑賞してほしい。