『キングダム』のレビュー

あらすじ

紀元前475年、中国の春秋時代末期。漢の将軍・王齊の孫・信は、天下統一を目指す漢の王となった項羽に仕えていたが、王が亡くなり、農民の子・涯角（良牙）と出会い、彼とともに自分が夢見る大志を追い、天下泰平のために戦いを始める。当初は涯角が策士を務め、信が軍人として軍を率いていたが、次第に信も策を立てるようになり、戦乱の世を生き抜くために、様々な人々と出会い、戦い、自らの力を磨いていく。

感想

『キングダム』は、リアルな戦闘シーンが魅力的な歴史漫画です。主人公の信の戦いぶりは、まさに「天才」と言うべきもので、敵軍を一人で倒すなど、驚異的な戦闘力を誇っています。また、涯角の策略も目を見張るものがあり、戦争はそれぞれのキャラクターが個性的な作戦を考えて立ち向かう様子が描かれ、非常に見ごたえがあります。

史実とのリンクも強く、実在した有名な将軍たちが登場します。また、物語に登場する国々や地名にはモデルとなったものがあるため、中国史に詳しくなくても楽しめます。

ただし、登場人物が多いため、初めのうちは誰が誰だか分かりにくいことがあります。また、一部グロテスクな描写があるため、苦手な人は注意が必要です。

総じて、歴史好きや戦闘シーンが好きな人にはおすすめの作品です。はまったら、一気に読んでしまいそうな魅力がある作品です。

評価

ストーリー：8 / 10
キャラクター：8 / 10
絵柄：7 / 10
テンポ：8 / 10

総合評価：8 / 10