あらすじ
失敗に終わった錬金術により、弟のアルフォンスと自分自身の身体を壊したエドワード・エルリック。二人は正常な身体を取り戻すべく、錬金術師になることを決意する。そして、世界の真実を知り、人々を救うために壮大な旅を繰り広げていく。
登場人物
●エドワード・エルリック:主人公。15歳の時に錬金術によって身体を失い、後には錬金術師となる。若くして国の錬金術師となり、純血種の少女ウィンリィとともに旅をする。
●アルフォンス・エルリック:エドワードの弟。身体を失った後、鎧の中に魂が封じられている。愛される存在であり、優しさと勇気を持っている。
●ロイ・マスタング:中佐。イシュヴァール人戦争での勝利に貢献し、炎拳の錬金術を使う。エドワードたちの旅の進行役として出会い、重要な役割を果たす。
感想
全体的にハラハラドキドキのなか、結末がとても感動的でした。『鋼の錬金術師』は初めて読んだ時、なぜこの漫画がこんなにも人気があるのか、と不思議に思いました。しかし、ストーリーが進んでいくにつれ、登場人物たちが魅力的で、非常に心を打つ演出もあった性格的に、登場人物が深く思いやれる漫画だった。特に、エドワードとアルフォンスの兄弟の絆が強くて感動しました。何度読んでも泣きます。また、軍隊の陰謀とその真相、そして錬金術等々、多岐にわたるテーマが凝縮された、圧巻のストーリーです。アクションもハッタリもたっぷりありますので、男性だけでなく女性も楽しめる漫画だと思います。
もう一つの魅力は、作者・荒川弘氏が自分で考えた世界観の広さです。物語が進むにつれ、とても奥深くなっていきます。流用ではなく、しっかりと世界観を作り込んでいたということが分かると思います。
まとめ
『鋼の錬金術師』は、世界観やキャラクターの描写において、細部に至るまで作りこめた秀逸な漫画作品です。物語のテーマや人間の奥底を描いた深化されたストーリーに感動し、読むたびに多くの感情を呼び起こされます。ファンタジーの要素も取り入れられており、冒険好きな方にはクセになる作品になるのではないでしょうか。
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