斉木楠雄のΨ難

ストーリー

『斉木楠雄のΨ難』は、能力者として生まれた主人公「斉木楠雄」が、周りの人々の訳あって非能力者になるために奮闘する姿を描いた学園漫画です。斉木楠雄は、超能力者として人の心を読んだり、体を自由自在に操ることができます。しかし、そんな彼は能力を隠すために常に髪の毛で顔を隠し、特にクラスメイトには全く接触しないようにしています。

そんなある日、同じクラスに転校してきた「燃堂力（もえどうりき）」は、どんなに力を使っても影響を受けない耐性を持っていました。それに驚いた斉木は、燃堂を能力者だと思い込み、探し回って彼の能力を解除しようとします。しかし、実は燃堂はただの非能力者であり、その言動が原因で周りから浮いてしまっていたというオチでした。こうした日々のトラブルや、それに巻き込まれる様々なキャラクターたちが織り成す学園コメディとして人気を博しています。

キャラクター

主人公の斉木楠雄以外にも、多数の個性的なキャラクターが登場します。

・斉木楠雄： 超能力者。静止した空間でも思考が漏れてしまう悩みを持っていて、髪が邪魔で顔を隠しています。

・燃堂力： 転校生。あらゆる能力を吸引する耐性を持っていましたが、それが原因で周りと馴染めずにいた。

・志麻友美： 斉木の幼なじみ。斉木とは立場が逆転する形で非能力者になるために頑張っています。

・解夏： 超能力者。超繊細で、人々の心情を読み取ることが得意ですが、その分常にストレスを抱えている。

感想

見所の一つは、生徒たちが持つ個性的な能力です。人の心を読んだり、物を動かしたりといった超常現象を駆使して日常生活を送る姿は、ファンタジー好きにも楽しめる要素があります。

また、主人公の斉木楠雄は、超能力者としてはとてもマイペースで「何にも困らないんだから、自分に都合の悪いことはしなくていい」というスタンスで周りを煩わせます。そんな彼が、非能力者になるために頑張る姿勢が見ている側に共感を呼びます。

全体的にコミカルで軽快なグラフィックが特徴的で、ストーリー展開もさまざまな登場人物が起こすトラブルで繋がっていて面白いと感じました。ファンタジーとコメディを詰め込んだバランスの良い作品だと思います。