鋼の錬金術師

概要

鋼の錬金術師(以下、鋼錬)は、荒廃した世界を舞台に、二人の兄弟、エドワードとアルフォンスが錬金術を使って、自らの失った身体を取り戻すため、様々な冒険を繰り広げる物語。

ストーリー

鋼錬は、緻密で深い世界観が特徴の作品です。主人公のエドワード・エルリックは、錬金術師の父親に影響され、幼いころから錬金術に興味を持っていました。しかし、母親が亡くなったことで、彼は本来禁止されている人間錬成を行い、代償として自らの身体の大半を失うという悲劇を経験します。

エドワードは、弟アルフォンスとともに、自らの肉体を取り戻すため、全土を旅しながら人間錬成の失敗に隠された真実を探し、錬金術師として様々な冒険を繰り広げます。物語は、幼かった頃のエドワード・アルフォンス、錬金術師としてのエドワード・アルフォンスの成長、摩天楼のような塔を巡る戦い、砂漠の国の内乱といった様々なエピソードを描き、物語は濃密に進んでいきます。

キャラクター

鋼錬には、個性的なキャラクターが多数登場しています。中でも、エドワード・エルリックは、右腕右足を失い、それを錬金術を使って自身の身体に付け足した姿が印象的です。エドワードは、身体のどこかに「錬金術」が付いていない限り、錬金術を使えないため、常に「観察」し、「知恵」を絞りながら戦闘を繰り広げます。

また、エドワードの弟であるアルフォンス・エルリックは、錬金術を通じてのコミュニケーション能力が高く、エドワードとの掛け合いが見どころのひとつとなっています。他にも、身体の一部が犬になってしまった「犬の少女」や大きな甲羅に入っている「亀の召使い」など、個性豊かなキャラクターたちが物語に彩りを与えます。

製作・評価

鋼錬は、アニメ化、映画化されている他、海外でも大きな人気を誇る作品です。原作者である荒川弘先生の丁寧な台本とキャラクター造形、漫画家として出発した鋼錬を緻密なストーリーとともに描き上げたスタジオ・ブンゲイが、第49回小学館漫画賞受賞の快挙を成し遂げ、2017年1月からは、スクウェア・エニックスの月刊コロコロコミックにスピンオフ作品「鋼の錬金術師外伝 草野マサムネ キャラクター短編集」が掲載されており、今後もますますの人気が期待されています。

以上が、鋼の錬金術師のレビューでした。原作の漫画を既に読んでいる人は、アニメや映画などの関連作品もあわせて楽しめるため、ぜひチェックしてみてください。


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