あらすじ
主人公の本田トオルは、母親が亡くなり、親戚の家に預けられることになった。彼女が預けられたのは、見知らぬ家族・草摩家の家だった。草摩家には不思議な秘密があり、13人の家族のうち12人が十二支のうちの動物の精霊に姿を変えてしまう呪いにかかっていた。トオルは、草摩家の秘密を知り、十二支の家族たちを救うことを決意する。
感想
この作品は、主人公トオルが、草摩家の秘密を知り、家族たちと共に生きることを描いた青春物語である。作者の高屋奈月さんは、細やかな描写力に加え、人間の心理描写に優れていることが特徴的である。また、物語には、笑いあり、涙あり、感動ありとジャンルを問わない幅広いファンに支持されている。
ヒロインのトオルがとにかくかわいく、その性格が周りの人々に大きな影響を与える描写が魅力的である。十二支の家族たちもそれぞれ個性があり、深い人間関係を築いている様子がうまく描かれている。
物語の中で、主人公を取り巻く全ての人々が、それぞれ問題を抱えながら成長していく様子が、心に刺さるものがある。また、家族や友達との絆や、大切な人を思う気持ちに焦点を当てたストーリーは、どの世代の人にも共感を呼ぶことができる。
個人的には、物語のラストには大感動し、号泣してしまった。この作品は、恋愛ものとしてだけではなく、人間の愛情や絆について描かれた傑作であると思う。
まとめ
『フルーツバスケット』は、青春ヒューマンドラマとして、人々の心に響く作品である。作者の高屋奈月さんの描写力が光り、登場人物たちの人間味あるドラマが展開されていく。物語中で出てくる過去のトラウマや心の傷が、作品全体にわたる感動的なクライマックスにつながっていく。ぜひ、読んでみてほしい作品である。
作品情報:
・著者:高屋奈月
・出版社:花とゆめコミックス
・全23巻・完結
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